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12. 「具体化」と「抽象化」を行き来する手腕はリーダーシップの土台

皆様こんにちは。リーダーシップブログ担当の庸介(ようすけ)です。
 

リーダーが持つべき重要な技量のひとつに「抽象化」と「具体化」の間を行き来する力があります。
 

社会や顧客にとっての価値を問い、ビジョンを描き、それを日々の業務に落とし込む。
そして、現場の声や変化を拾い上げ、また新しい問いを立て、そのビジョンをブラッシュアップしていく。
 

この反復活動こそが、リーダーシップの本質と言っても過言ではありません。
 

まず、マネジメントとリーダーシップの違いを整理したいと思います。

マネジメントとは、計画に沿って日々の業務を運用するスキルです。

一方リーダーシップは、日々の業務を通じて“社会や顧客にとっての価値”を未来に向け創造していく力です。
 

「業務を回す人」か「未来を描く人」か 。

それが両者の違いと言えます。
 

しかし、優れたリーダーはどちらか一方ではなく、常にこの両者を往来しています。
 

ビジョンを日常のタスクに落とし込む「具体化」。

現場の声や気づき、問いや発見をビジョンに昇華させる「抽象化」、つまり日常業務から事業全体を貫く“本質的な価値”を抽出するのが抽象化です。
 

このサイクルを回し続けることで、事業の価値創造が加速していくのです。
 

別の言い方をすれば、高い視座から事業全体を俯瞰する「鳥の目」と、現場に近づき、個別の課題に目を向ける「虫の目」。

良きリーダーは、その両者の視点を往来しながら、問いを立て、価値を見出し、形にします。
 

「抽象」と「具体」の間を往復する力量こそリーダーシップの根幹と言えるでしょう。

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