皆様こんにちは。リーダーシップブログ担当の新井 庸介です。
リーダーにとって、最も大切な力量のひとつは「問いを立てる力」です。
理由はシンプルで、いまのビジネス環境では正解が存在しない場面が増えているからです。
正解とは、誰が見ても同じ答えになるもの。
一方、最適解は、状況・目的によって変わるその時点でのベストです。
VUCA(ブーカ:変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)と呼ばれる変化の激しい環境では、ほとんどの課題の答えは最適解の領域にあります。
だからこそ、リーダーは、正解に依存して安心するのではなく、常に問いを立てて状況を捉え直す力を持つべきなのです。
例えば「定例会議は必要だ」という前提に対して、問いを立ててみます。
もし一度やめたら何が起きるのか。
逆に、やめて得られるメリットはあるのか。
問いを立てるだけで、思考の幅は一気に広がります。
また、「会社は、どの事業に傾注するべきか?」と考えると、模範解答を探しがちです。
しかし「私は、今のこの状況をどう捉えるか?」と主語を変えると、主体的な視点が生まれ、行動も変わります。
最適解は、他人の答えではなく、自分の視点からしか見えてきません。
さらに、「集客効率を上げるべきだ」という前提に対しても、「私は本当にそれを望んでいるのか?」と問い直せば、組織の目的と自分の価値観のズレに気づくかもしれません。
ズレの感覚は、変革を生む出発点です。
場合によっては、その違和感のような感覚が、短期的な集客よりも価値のある、顧客エンゲージメント(ブランドへの信頼感、ファン化)の向上へのきっかけになる場合もあるのです。
リーダーシップとは、完璧な正解を持つ能力ではありません。
内側から湧き出る問いを高速で回し、試し、失敗し、学び直す勇気。
そして、そのプロセスを回し続ける姿勢。
それらが最適解を生み出します。
それは特別な才能ではなく、誰でも鍛えられるスキルです。
もはや、われわれは正解のない時代に生きているのです。
まずは一つ、自分の中の“当たり前”を疑う問いを立ててみてください。
その一歩が、自分自身のリーダーシップを高める道となります。
